header2.png
header.png


header3.png

よくある質問

Q:お墓はいつまでに建てたらいいのですか?
お墓を建てる時期についての決まりはありません。
ただし、お客様の墓地使用規則に、お墓の使用権を取得されてから、ある年限までに墓石を設置しなければならない、と決められている場合は守らなければ契約違反となります。
一般的には、仏教でいう49日忌明け、年忌、春秋のお彼岸、盆、祥月命日を目途に一周忌までに建墓される方が多いようです。しかし、これは一つの目安であって、本来亡くなられた方やご先祖に対するお気持ちが、ご供養という形として石碑を建てるのに、いつまでにはということはありません。お客様のご供養のお気持ちが熟した時にということです。


Q:お墓を作るのにかかる費用はどれくらいですか?
お墓を作る費用として、
(ア) 墓所を使用する権利の購入費用
(イ) お墓(石碑・納骨棺・外柵等)の作製費用
が必要となります。
お墓を作るためには、地方公共団体・宗教法人・公益法人などから墓地の永代使用権(その土地を墓地として永代に渡って使用する権利)を取得(買う)することが必要となります。価格は、その立地条件(場所・広さ・利便性など)や公営・民営により異なります。
墓石の値段は、
(ウ) お墓のデザイン(石の量や加工の難易度)
(エ) 石の種類(国産材か外国産材か)
(オ) お墓建立のための材料や機械搬入の難易度
により異なってきます。
お客様のご要望にきちんと答えることの出来る墓石業者から詳しいことをお聞きになり、明瞭なお見積書を受け取られ、検討される必要があります。


Q:お墓の引越し(改葬)をするにはどうしたらいいですか?
お墓の引越し(移転、改葬)の方法として、
(ア) 石碑とお骨すべての移動
(イ) 新しい石碑とお骨すべての移動
(ウ) 新しい石碑と骨壷の一部移転
(エ) 新しい石碑と骨壷の中のお骨(分骨)
の四つが一般的です。
おおまかな流れは次のとおりです。
(a) 引越し先のお墓の準備
(b) 新しいお墓ための手続き(墓所使用許可証・受入証明証の発行)
(c) 納骨時期に合わせた新しいお墓の工事契約
(d)今あるお墓ための手続き(今あるお墓の管理者に対して)
・ 埋葬または埋蔵証明証の発行(納骨堂は収蔵証明証)、証明証は遺骨毎に必要
(e)今あるお墓ための手続き(市町村役場に対して)
・ 改葬許可申請書(一体に付き一枚)に受入証明証、埋葬または埋蔵証明証か収蔵証明証を揃えて役場へ印鑑を持って提出。役場より役所の長の印のある改葬許可証をもらう。
(f)今あるお墓の「魂抜き」を行う(お寺様にお願いする)
(g)お骨をいただき、お墓をさら地にもどす(石材業者に依頼)
(h)あたらしいお墓の完成後、納骨。開眼、納骨供養を行う。


Q:宗派によってお墓の作り方は違いますか?
ちがいがあります。ご宗派によって推奨されていますので、詳しくはお寺様にお聞きなることをお勧めしますが、特徴的なことを簡単に述べます。
(真宗)
浄土真宗では、授戒がありませんので「戒名」と言わず「法名」と言います。供養塔は建立せず、卒塔婆供養も行いません。墓石には「南無阿弥陀仏」「倶会一処」と彫ることが多く、梵字は使いません。
(真言宗)
「戒名」の前や墓石に梵字の「ア」字をつけることがあります。
(浄土宗)
「戒名」に「誉」字をつけ、墓石に梵字の「キリーク」をつけたり「南無阿弥陀仏」と彫ることがあります。
(禅宗:臨済宗・曹洞宗)
「戒名」は天台宗と同じく特別なものはありません。墓石には上部に「円相」という円が書かれることがあります。
(日蓮宗)
「戒名」と言わず「法号」と言います。墓石には、独自のひげ文字で「妙法蓮華経」と彫ることが多いです。


Q:娘の嫁ぎ先と両家でお墓(両家墓)を作りたいのですが?
(ア) お墓のお世話をする方の間でお話し合いをされ、お客様がお墓を継承することにみなさんの同意が必要です。
(イ) お墓がお寺にある場合、両家ともにお寺の宗派に入る必要があります。
(ウ) 石碑に彫刻する文字はお寺様や両家でお話し合い、棹石や台石に両家のお名前を刻んだり、宗派の題目や仏名または好きな文字を彫刻されています。


Q:お墓を使用しなくなったので、欲しい方に転売したいのですが?
転売は出来ません。
お墓の継承が様々な理由で出来なくなった場合、お墓の永代使用権を取得された先(地方公共団体・公益法人・宗教法人)に墓地を返還しなければなりません。その場合、墓石や外柵等の健造物は全て撤去し、さら地にして戻す必要があります。
お墓の使用権を購入していたのであって、お客様に所有権はありませんので、転売できません。


Q:お墓に使う石の種類や耐久性、価格などを知りたいのですが?
お墓には、現在主に御影石と呼ばれる花崗岩を多く使用しています。他に、黒御影石と呼ばれる閃緑岩や国産材で多く使われている安山岩・凝灰岩などがあります。
国産の石は、産地で呼ばれる事が多く、高級石材として有名な「庵治石」「大島石」「小松石・本小松石」や「真壁みかげ」「伊達冠石」など様々です。
外国産では、中国産の石が最も多く使用され、記号で「G654」「G603」など福建省で産出するものや「G1716」など黒龍江省産のものなど中国各地の原石が福建省内の加工工場に集められ、それを製品化し日本に輸出されています。その他にもインドや韓国、南アフリカ産の石も使用されています。
耐久性では、花崗岩系のものが高い傾向があります。
また、価格については、外国産(特に中国産)が国内産に比較して安価であり多く流通しています。
それぞれの石の特徴や値段、経年変化の度合いなど専門の石材業者に問合されることをお勧めします。


Q:父(祖父)が建てたお墓を使って、リフォームしたいのですが?
新規にお墓を建てられる場合との相違点を以下に記します。
(ア) 墓所を使用する永代使用権の費用発生は無い
(イ) 今あるお墓の一部を利用出来るか検討が必要(再研磨・クリーニング)
(ウ) 今あるお墓の解体や撤去・処分費用が発生する
(エ) 基礎工事を再度どの程度行うかで費用が異なってくる
(オ) お墓の一部利用の場合、新しい石碑との石の調和が必要となる
(カ) 全面的な解体工事が必要か、一部手直しで大丈夫かの判断が必要となる
リフォームを行う規模や使用する石種により異なりますが、新規工事よりリフォーム工事のお値段が高くなる場合もありますので、経験豊富な石材店にご相談されることをお勧めします。


Q:お墓を作るにローンは組めますか?
お墓を作るにもローンが組めます。多くの石材店で様々なローンがご用意されていますので、お気軽にお尋ねになってみて下さい。


Q:墓相を気にする親戚がいるのですが?
墓相を気にされる必要はありません。お墓を建てられる方の故人やご先祖へのご供養のお気持ちを形にされるお墓を建てていただきたいと思います。


Q:最近個性的なデザイン墓があると聞いたのですが?
個性的なデザイン墓も多くあります。
伝統的なお墓のイメージは、和型の三段墓や供養塔である五輪塔、皇族や貴族のお墓である宝筺印塔でしたが、近年墓石のデザインは多様化しています。
お客様の故人やご先祖に対するお気持ちを形にするお手伝いを専門の石材店に気軽にご相談下さい。


Q:お墓に彫るのは、「○○家之墓」と決まっているのですか?
お墓はこれまで亡くなった家族や先祖を供養するために建てられてきました。それは、結婚による「家」と深く結びつき、親から子へという血縁による縦系列の継承によって維持されてきました。このため、「○○家之墓」の文字が多く墓石に彫られてきました。
夫婦を中心としたライフスタイルや意識の変化が、家を世代から世代へと直系で継承する、家族の連続性の観念に変化がみられます。家族の意識が先祖でなく自分や子孫に向かい、そこで建立されるお墓には、建てる人の好きな言葉や子孫に託す言葉などが多く見られるようになりました。
例をあげますと、「和」「愛」「ありがとう」「感謝」「平和」「夢」などお客様の思いがお墓に刻み込まれています。